美し過ぎる鹿留川 1975年 8/1 いきなり岩手の安家川で渓流デビューを果たし、さて 関東の脂ビレ”類はいかにと出かけてみた。伊豆の船 原川でハヤ、栃木の黒川ではヤマベ、関東ではそうは 簡単に釣れるものではないらしい。 1ヶ月後の9月4日 釣り雑誌の中から鹿留川を選ぶと、そこは川と道の線 が描かれているだけの空白地帯、町や村を示す文字 は見当たらない。 きっとこんな所に隠れているに違いない、と・ひとりうな ずくのでありました。 ![]() その割には出発が9時、東桂で12時半、入り口のバス 停砂原に14時着。 日に3本しかないバスの最終時刻を確かめて歩きはじ める。川に出てみて驚いた、こんなにも綺麗な川がある ものかと、これが「渓流なのだ」と見とれてしまった。 手を浸してみると予想道理の冷たさ、川虫も住みにくい のだろう石裏に極小さいのが1匹だけだ。 渓相がまた素晴らしく、まさにこれぞ「渓流」であった。 こんな所でもしも釣れたら・・・、しかし超初心者が関東 初の脂ビレ”を追うには初めから無理な時間割になって いた。 その後、「烏川」で金色の岩魚、「大倉川」でヤマメの宝 庫、イワナが泳いどる「小蛇尾川」を経験。 ![]() 翌年は早々と3月12日 羨望の鹿留川に再度訪れた、 少しは経験も積んだんだぞィ。 しかしあえなくアタリなく玉砕万歳でした、とぼとぼ・トボ と林道を歩いていると上から車がきて乗せてくれた。 思い返すとあの頃は本当に良く車に乗せてもらっている、 歩きの釣り人には親切なのだ、釣れていなければなお の事。 ![]() あの時の宮下の志村さん、有難う御座いました。 「六月になれば上流でイワナが出る、支流の大沢は滑 が多いがヤマメがおる」と教えてくれましたがロッジと管 理釣り場が出来たと聞き、雑誌にも紹介されて挑戦の 気が湧かなくなってしまいました。 あの美しい渓流にあの頃の血を引くイワナは居るのだろ うか、もう一度訪れたい今だ羨望の鹿留川。 そう、放流などの情報は知らないままに。 |