奥只見の大岩魚 花占いってやった事ありますか、確か花びらを一枚ずつ取 って行くのですが。 それに似たことを渓流のポイントでやりました。と言っても 占いではなく釣友二人でポイントを交互に攻めるのですが、 その結末はいかに。 - ![]() 奥只見、恋ノ岐付近(参考写真) 檜枝岐までは幾度か釣行したが1993年6/8、いよいよ奥 只見へ踏み込む事になった、いよいよです。 釣りをはじめた頃からのあこがれの地、「今は昔の面影な く」とは聞くものの、そこは銀山湖と呼ばれていた頃からの 大岩魚の聖地。 もしかしたら、と言う期待が心の隅にありました。 今回も情報収集はせず地図を広げてなんとなく二人の意 見が一致した湖の支流を釣る事に決定、早朝の美しい筑 波山の稜線を右手に先ずは車を北上させる。 矢板、塩原、田島、桧枝岐を経由して奥只見の林道に入 りこむまで約五時間のドライブでした。 - ![]() 朝焼けの筑波山 林道を登り支沢との合流点に付くと車が二台止まっていた、 川の様子を見ながら何処でやるか相談している所へ上流 からFFマンが戻って来たので声を掛けると「滝までいった がチビイワナのライズが二回だけ、本流側へは二人で入渓 している」との事。 仕方なく、少し戻って下流から攻める事にした。 二人で釣るには渓が狭いのでポイントごとに交代で竿を出 す事にした、「釣る・釣らない・釣る・釣らない」である。 この時に恋人を待つ乙女が「来る・来ない・来る・・・」と花び らを一枚ずつ外すシーンを思い出したのだ、オジサンなの に。 順番だから何時もより丁寧に探った。乙女のごとく、花びら を外す様にていねいに探った二人のオジサンのどちらに最 後の花びらが「釣れた!」と出るのやら。 どちらかが釣れたら「釣れない方が釣れるまでポイントをゆ ずろう」などとも考えたが、そんな必要も無くきちんとポイント を交代して釣りあがる。 なにしろアタリも何んにも無いのだから。 もう少しでさっきの合流点に付く頃淵の壁際をゆっくり流れ る目印がピタリと止まった。 竿を少し上げてみるが動かない、根掛かり?・・アタリだ!。 こんな時は大物だ、さほどのファイトは無いのだがタモに入 るかどうか心配するほどの大岩魚は悠然としている。 下流に回りこんでやっと取り込んだが魚体の三分の一近く もタモからはみ出ていた、尾ビレも見事だ。口元を見ると釣 鉤は唇の皮一枚を貫通しており、だから痛みも無く暴れず に取り込めたのだ。 見事な魚体 38〜39cm ![]() タバコと比較した大岩魚 この光景のレポーターが私釣ったのは釣友。花びらの最後 の一枚が微笑んだのは彼だったのです。 エッ、「とっくに感付いていた」・・・そうでしょうね。 それにしても、もう一枚花びらが有ったら、 順番がちがったらナァ。 |