裏磐梯の穴場、唐松川 この渓流をなぜ知ったのか覚えていなかった、おそらく 釣り雑誌にでも紹介されていたのだろうと。 しかしこの文章を書きながら思い返している内にどうに か思い出した。 当時はすでに雑誌の情報は当てにならないと思ってい て、地図から秋元湖に流れ込む中津川に目を付けたの だった。 今見返しても道路地図で見る限りは、人家の無い深く 魅力的な渓に映るはず。 1985年五月 秋元湖のへりをくねくねと行き、奥へ突き 進むと中津川の林道に入る。 本流の橋を渡り支流を越えた所で中津川を覗くと、ゆる くて浅いダラダラ川だ。上流への登山道が有るらしいが 見つからず、うろうろしている内に昼になってしまった。 やむなく本流をあきらめ支流の唐松川へ入る事にしたが、 ここまで来れば誰でも入りそうで期待薄。 だが「だが」とか「しかし」は否定てきに使われる、しかし この場合「期待薄」を否定したのだ、珍しく。 で・「だが」、わずか1.5kmほどの間で20cm〜24cm のイワナが5匹も釣れたのでした。 (写真中央で右から流入している) 気を良くして六月に再訪すると、さすがに型が落ちたが 三匹が釣れてくれた。 翌年は九月に四匹、それから3年目の1989年にまたま た四匹と行くたびに釣れる貴重な穴場となる。 握り飯を食べている間の置き竿に、26cmが食いついて いた事もあった。 そしてまた3年後の九月に釣友を連れての入渓、だがし かし。今度の「だがしかし」は普通の否定系、ふたり共に 魚影すら・アタリすら無い丸坊主、どうしちゃったんだ?。 それから2年間そんなわけないと、そう二年間も寝かせ我 慢して1994年の一番好い時期六月一日。リベンジを果た すべく朝もやを突いての出撃は、あえなく玉砕。/*#>! あれから今年2000年で六年目が過ぎた、その後どーなっ てんだろー、来シーズンは尋ねてみようか。 どなたか入渓していませんか?。 随想記メニュー |