会津大川、一年限りの穴場 ブッシュが少しまばらな個所を見つけ、木の枝の間から 1mほどにちじめた仕掛で毛鉤を落とす。 とたんに大型がヌっと出た、すかさず合わせたが竿が枝 に当って合わせが効かず岩魚は足元でポロリ。 跳び込みたい衝動に駆られたが、後の祭でバラシは当 然の結果なのだった。 ![]() 魚が居るのを確信していながら・・合わせが効かない事 も解るはず・・なのにである。 しかしこんな所にも尺岩魚は居るんですねー、いやこん な所だから居るんですね。 97年5月 ここは昼飯を食べていて見付けた、浅い堰堤のプールで ライズを見たのだ。 コンビ二で弁当を買い、セセラギをオカズに加えて食べ ようと土手に車を止めてのランチッチ。あいにくトロンとし た流れでセセラギは聞こえなかったが、それより美味し そうなライズを発見。 そっと近付いて目をこらすと微かに小判マーク、しかし長 めのテンカラを打ったがまるで反応無しだった。 日を改めて対岸に入ってみると、この日も他には畑以外 には人影はない。ライズめがけて身を乗り出すようにテ ンカラ、繰り返し打ちかえしてもなーんも反応無しの敏感 ヤマメ。 どうしたら良いのやらと早めのランチッチおにぎりをムシ ャムシャと、しゃがみ込んだまま竿を振ると岸際に毛鉤 が届く。 モコッと何かしら動いたような、仕掛を提灯に変えて岸 際で躍らせる・・・ヌっと出てパクリ、22cmほどだが太っ たイワナだ。 ![]() 足元の葦もと/?にイワナが潜んでいた、それも1m置き に三匹もである。 他はブッシュで竿が出せないがこの岸際にまだ居るのは 間違い有るまい、と場所探し。 で、見付けたポイントでの冒頭の尺バラシのおそまつと 相成った。チョン! それから幾度か行きがけの駄賃や帰りがけの土産を頂 きに立ち寄った、正に秘密の穴場である。 だが幸せの穴場はそのシーズン限りで終わった、大水 の為に流れが変り全く釣れなくなってしまった。 しかし、また流れが変わって岩魚が戻る日が来るかもし れない、そう願って時々立ち寄っている。 今年で四年目、今のところその気配はないが近くを通れ ば一度は覗くに違いない。 まだお魚さんを持ちかえることが多かった97年の事。 たいてい毛鉤は持っていたが、この年さらに「てんから」をた めす機会が多くなり シーズン終わり頃にはメインとする。 そして暫く餌禁止と決める。 記2001 3/20 随想記メニュー |