2009年9月9日(21回目) 鬼怒川支流、Y沢

前回は先客で諦めたが是非とも再挑戦したかった、それはY沢なの
です。予備竿で入ってしまった事は書いたのですですが、それ以外
にも沢シューズの中敷きを忘れて足元が不安定だった事。更に朝
から頭痛が取れず、と体調面でも不満足だったからでした。

今回は充分に準備してあとは頭痛にみまわれない事、これは神に
願うしかないけど頭痛薬も一応装備しましょう。
要らなかった。@


ここから入渓

目的地に着くまえから太陽がおめみえしていた、それは嬉しいけど前
回の事があるから先客が心配でしんぱいで、・おらん。@

どこもかしこも岩魚が居そうな渓相が続く、けど下流はしっかり釣られ
ているのか何事もない。それでも探らずにはいられない素晴らしい流
れだ、っと・岩魚が走った、やっぱりね。
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光は見えるが陽光はまだ届かない
.
居るにはいるが相当にスレている、一回の振込みで走って隠れるし、一
度見限るか食い損なうと二度と出なくなってしまうじゃんか。意外と人が
入るらしい、狙いたいポイントでは必ずくもの巣が払われているので釣り
人と判るのだ。
これは手強いだろうなァ、毛鉤を小型の黒にして遠目から狙う。そして見
逃しそうな所とか面倒な場所とかを探しながら、丹念に探っていくしかな
さそうな。

そうしてみると早速に毛鉤に飛びついた、20cm弱だがヒレデカ!。@
ここのイワナは美しい、あっしの指3本に入るよな。
.


大きさはまだ、ヒレはでか!形・色・美なり
.

ぽつぽつと釣れてくれるがイワナサイズばかり、写真の他にもっとちいさい
サイズが3匹ほども掛かってしまった。見える岩魚が居ないのはスレている
のだろう、大きさが選べないのだ。えらそうな*/

関東地方にはほとんど天然岩魚は居ないらしい、ヒレピンとか腹の黄色で
天然”と思う人もいるようだがそうとも言えないそうで。稚魚放流ならヒレピ
ンだし、養殖場でも腹の黄色いイワナは居るのだと業者の話だし。

そんなことから、あっしは「天然だ」とは言わないようにしている。それでも
幾つかの渓流ではそうとしか思えない位置条件での美しい野生の魚体が
ある。

 
ハリに網が引っ掛かった

鬼怒川水系のC沢・くずれ沢、もどり沢、那珂川水系のD沢など、それに
このY沢が加わった。大きなヒレと褐色の魚体、おそらく天然ものに違い
ない。珍しく@

前回は滝の巻きに迷い時間が掛かってしまったが、今回は丹念に探る
分やっぱり時間が掛かるのだった。幾つかの滝つぼにも、良さそうな場
所にはほとんど魚がおらんもん。

前回に大物を釣り損なったポイントに出た、ここは仕掛けを引っ張るなど
確認して用心深く接近。静かに振り込む・・・・、・・・。
おらっしゃらん〜、釣られちゃったのだろうかね、対岸のへちでも損なった
けどそっちもおらっしゃらんQ。

その時にちゃんと釣が出来ていれば、もっと大きいのが釣れたに違いな
い。などとつぶやく谷底のおじさんひとり。
.

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木がかぶさった岩陰に流れがある、その気でないと見落としたかもしれ
ない。振り込んだ刹那、飛沫が上がって反射的に合わせる。
グググ、今日一番の手ごたえとその色、体格とヒレの大きさ。

さて遅くなったがランチとした、青空だが陽光が届く所は限られていて
涼しくジャンパーを羽織った。少し登ると滝、ここまで!っと黒い壁に
囲まれてしまった。
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この先入るべからず
.
もどって支流に入ってみた、イワナは居るのだがスレからしていて
釣れません。もっともそれほど大きいのが居た訳ではない、このへ
んで引き上げましょう。帰りの巻き道でまた迷う、また高い所へ出
てしまうのだ難儀だ。
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