2009年5月27日(9回目) 鬼怒川水系四ノ沢

一年ぶりの四ノ沢だが、実はA沢狙いで出かけたのだった。しかし
先客の車が止まっていて回れ右、さいわいこちらには車なし。7時
半に歩き始めたがなんと川に水が流れておりません、これからまた
移動では釣りになんないからやってみよ。

堰堤を越えてしばらくで水が出てきたがそれにしてもこれではボで
も仕方ない状況だよな、それでも普通は見られない川底観察も貴
重ではある。


別世界への踏み跡

ここを知って4年目で年に一回、4回目の入渓ということになる。
昨年と一昨年ともに六匹ずつ釣っている、私には小渓にしては釣れ
る方だと思うが、シーズンに何度も同じ渓には入らないようにしてい
る。

意外といってもいいだろう1時間で一匹目が釣れてくれた、直ぐに次
のポイントで2匹目が毛鉤をくわえる。小さいけど。


20cm弱だな                      これも、いたらず

滝を巻かずにそのまま登れてしまった、深みを探してどんどん登る。
ポイントが限られるからペースが速い。そして意外な所に深いえぐれ
を見つけて、毛鉤を落すと一発でイワナが飛び出る。
これはこれで結構楽しいもんです。

しかし反面浅いところでは岩魚に走られてしまう、これは仕方ないよ
うな、両方をうまく釣るのはあっしには無理ってもんだ。


こんなにもちょろちょろ

川というか谷全体に紫の小さな花びらが散っている、それこそそこら
一面だがなんて花なのかな。

昨日のものだろう新しい足跡があったが、あまりの減水に途中で諦
めたかも知れない。それとも餌釣りだったのか。


やっぱり20cmにいたらず                   文句を言うなかれ

五匹ほど釣って、この渓はたいしたもんだと少しかんしてしまった。
水の綺麗なこと一級クラス、放流はしていないはずで釣り場として
照会もされていないと思われる。

入って3時間。
小さな段差にてんからりん、ここも居そうな気がしてデジ亀を動画
にセット。毛鉤が見えるように写るだろうか、・・・毛鉤が消えた。
念のため合わせをくれる。
グググー。


ビックリしななも〜〜

おいおい何だこりゃ。
ワナサイズばっかりだったから驚いてしまった、強烈な引き。
強引に岩陰から引き出して引き寄せる、尺あるかとは一瞬の勘違い
だが充分な岩魚サイズ漢字で書ける。

26cmだがこの状況では見事な大物と言ってあげましょう、精悍な
男の顔をしていた。
.

.
こんなのが居るなら平常水の時にもう一度探索したい、って気にな
ってしまう。もぐったまま出てこない岩魚が居るはずだよね、もっとで
かいのも・・・。
でも何時が平常水だかがわからん、増水しすぎても難かしいし、そ
こが問題だ。


この上が滝なのだが
.
今回のことでの教訓、増水だろうが減水だろうが出かけたなら
ばその場を楽しむ事。「釣れた」は結果で時の運だが釣る行程
は間違いなく楽しめるのだから。
でも大きいと嬉しい。
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