深い森の中から

2008年(23回目)8月14日 那珂川L沢、お出迎え?。

盆休みだから道路も川も渓流も混雑するでしょう、それでもこの
暑さから逃れたい。そう思ったらあの美しい渓が脳裏に広がっ
て、愛すべき岩魚が横切って、もう我慢できません。

暗い内に出発して車止め着は5時50分、それでも奥に白い車
が先着しているが本流狙いだろう。ザックに食料と竿とタモを入
れ、沢シューズに水筒いらずの身軽ないでたちで歩きます。


よく来たなへっぽこさん、釣ってみろ
.
前回は7/1のツ抜けだったが一ヶ月半で再び入るのは珍し
い事だ、やっぱり大物バラシが気に成って入る訳です。40
分くらいで入渓点へ入り直ぐ大きな淵から竿を出す、その
足元にイワナが「イラッシャイ」とお出迎え。

イワナは怠け者でじっとしているのを良く見かける、狡猾で
もあり俊敏であり、そしてのんびりしているようにも見える。
そこが岩魚大好きの理由のひとつなのです、実にたのしい
ヤツです。


一匹の後が続かない                            奥へ上へと
.
しかし釣れない、1時間たって7時40分に支流で20cmが
やっと釣れた。直ぐに本流を登るがお魚さんは出てきませ
ん、釣られてしまったんでしょうか前回とは大違い。

それでも時々5cm位のチビちゃんが毛鉤を追う、自然繁殖
の証と思うと嬉しいものです。そして水が綺麗で冷たいこと
は相変わらず、日が射してもブナの木陰は好い気持ち。
さて滝の上へあがります、最近人が入った形跡がある。


チビも来たけど漢字サイズも釣れて

それでもここまで来る人は少ないとみえ、18cm〜24cmが
四匹も掛かってくれた。さて大物はどうしてる、ありゃ増水し
たのでしょう流れが変わってしまっておらっしゃらん。

ガッカリだがそんな事も良くある事、川の水をゴクゴク呑んで
、岩に腰をおろして足を投げ出しオニギリとパンをむしゃむし
ゃと。
見渡せば大自然、やっぱり来て良かった。


こんな床はドキドキしちゃうでしょ
.
2時半に上流部に別れを告げて下る、かなりの部分に踏
跡が出来ていた。楽でよいけど、無いほうが良い時代だっ
たではありましょう。
下って朝の支流にもう一度入ったのは大きそうなのを見か
けたからだ、そっと接近するとゆるりと泳いでいるのが見え
た。漢字で書けるサイズかどうか、黒い毛鉤に変えて岩陰
から・・ポトリ・・ジャパ!、合わせ・ギュンギュン−−ン。

思ったより大きい27cm、にんまり。これはC&R動画に出
演して頂きましょう。
.

やっぱりL沢、Lサイズ



尾ビレがいいですね
.
この支流は魚が登るのは大変だと思うが、いつも何匹か
は居るし大き目も小さいのも。その上流には以前はイワ
ナは居ないと思っていた、久しぶりに登ってみると大きく
はないがイワナが走るではないか。
ちょっとした深みをさぐるとイワナが飛び付いた、15・18
cm程度だから写真は止めたが。

ツ抜けにはちょっと足らないけど、最後にお見送りしてくれ
たイワナまで居てめでたし目出度しと言うところ。
いろんな所に様々なイワナが岩魚が居て、実に楽しい川
である。


また来いよ。 くもの巣に守られてる               沢山咲いていた
.
結局車に戻ったのはほぼ6時、よく遊びました。
とても楽しかったのだが、疲れたのも確かで足はでくの
棒。勘弁しておくんなさい、明日はもう釣りは無理です。

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