2008年(8回目)5月09日 栃木R沢、喧騒の後。

釣りに出掛ける前、それも目的の川を決めると様々な予想とも言
えない予想が頭を巡るものでして。釣れるか・ないか、水量は?
先行者は、などなどetc・・・。
今回の予想は良くない予想、ならよそう。*/
予想というよりは不安でしょう、GWの恐らくは釣り人の襲来の後
の跡は痕となってしまっているのではあるまいか。
*/ややこしや〜


あたらしき緑が萌える

そこで選んだ川はある程度は実績のある渓流で、しかも人が少
なそうなマイナーな渓というところ。なので小さな沢って感じで、
釣り人と出合ったことのない渓だけど。
そんな所でもかなり人が入ったようで、空き缶などのゴミとわた
し意外のわだちが何本か。

つつじの咲く林道を歩く、薄曇だが新緑は鮮やかで気持ちんよ
か季節の真っ只中だね。渓に出るとやっぱり足跡でとっちらかっ
て、それでも期待を込めててんからりん。


イワナの沢だわさ

おまへんな〜、全く居なくなるって事もないだろうに。
時間はあるからいろいろ試してみましょうか、毛鉤を替えて狙い
を変えて。っがしかし流しても落としても沈めても、全くお返事な
〜しよっ___♪井戸の周りで御茶碗・・・。
歌いたくなるよな呆れるような。
そこで途中の小沢に入ってみることにした、昨年だったかイワナ
が岩の下に逃げ込むのを見ていたから。


ただの水溜り?

そんな事があったし釣れていないしで、用心深くそろしそろりと。
しかし動くものは御座いません、駄目かと一歩出たその刹那。
岩魚が端っこから岩の下へ逃げ込んだった、かなりの大きさだ
った。
あ〜あ、注意がたらん。。

本流へ戻って上流へ登ったが御返事無しはそのままに、上流か
らひゅうひゅうと、それは悲しき涼しきボの風が吹いてくる。
結局ただ一匹見かけたあの岩魚の沢に、最後の一縷の望みを
託す事になるんだがや。(いちるの望みってェ)

 
場所からは思いがけない漢字で岩魚、ヌメ〜っとね。


あの石の下へまっしぐら.
小沢に戻って、先ほどよりも更にそろりそろりと入ってゆく。しゃ
がみこんでホフク前進、・・・居た。しかし20cmちょっと位のもの
でさっきのよりかなり小さいと思うの、思い違いだろか。

ともかく毛鉤を前日に巻いた黒の三号に替えて、水面にポトリ。
落とした瞬間にパコ!、ギュン。
意外に強く引く、意外に大きい26cm・・・。
果たして最初に見た岩魚か?、ひょっとしたらもっとデカイのが・
・・?。
前回のイワナと全く違って白の斑文が随分と薄い、ぬめっとした
のが特徴的。

 
黒い小鳥が先へ先へと案内する、君の名は?

やはりGWの影響があったようで、本筋では全く釣れなかった。
小沢の岩魚は偶然の拾い物と思われ、本人の感想としてはほ
とんど「ボ」だったような。

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