君の名は?

2008年(7回目)4月30日 栃木、新規、Nの奥の沢

地図を見るのは楽しい、アウトドア派なら特にそうでしょう。
この川の上流は?と川をたどっってみる、そしてその先の峠を越え
るとどうなんだろう・・・反対側にも川が在る。たいていそうだ
ん!この沢は良さそうだ岩魚が居そうだ、えーと何処だ?・・・なん
だ何時もの川だった、たは。*/なんてね

実際地図上で気になっている川がある、支流の沢と言うべきだろう
がどんな所などだろう。連休中には出かけないのだが、天気は良
いし、ゴミ出しも昨日済んだし。
シュッパーツ8時。。


ここで待ってってね。

我が家からは何処の川へ行くにも2時間半はかかる、岩魚となる
と3時間程度となるから遅すぎる出発だよな。連休中だわ・遅いわ
で釣りになるのか、おいお前。

いえいえお構いなく、どんな渓流なのか確かめられればそれで良
いのです。ホントかね?、欲を言えば岩魚を確認させて戴きたい
んけど。*/やっぱし
兎に角お初の渓流、・・・わくわくする。

さて混雑もあって到着は12時を回っていた、車は止まっていない
が来なかったのか、既に引き上げた後なのかも知れないから喜
んでもいられない。昼頃には引き上げるような渓だったら尚の事。

 
始めまして〜いい感じの落差の渓流

渓流の佇まいは中々のもの、苔生した岩が折り重なって落ち込み
小滝を形成する。その下には大小の深い淵が伴って、大物一文字
サイズが潜むかと思わせる。

しかし冷静に思うと、こういう素晴らしい渓相は景観としては好いが
お魚さんは移動が困難で釣られた後が続かないだろう。果たして
サッパリ、挨拶もお返事もありゃしない。
砂地にはクッキリと足跡もあって、深みの上には枝に目印も絡まっ
て、釣り場であるにはあるらしい。

と、イワナが出た。というより出ては来たが近づくまでもなく見限っ
て沈み込んだ、のだ。しかし居る!

 
もちろんイワナも始めまして〜                           毛糸をパラシュートにした鉤

狙いを変えてポイントとも思えない波立った流れに打ち込む、向こう
合わせ的にググッと掛かった。記念のイワナは20cmはあるから、
初回の渓としては善きご挨拶と喜んでしまおう。

喜んだのもつかの間・大広間、閑散とまた無信の時が流れる。
大きな石と小さな岩とを乗り越えて登る、小鳥のサエズリに励まさ
れて青い空に向かって登って行く。
沈ませ毛鉤を使うのが良いのかとも思えるが、水が澄んでいるから
浮き上がってガボっと来るところがやっぱり見たいもの。

この淵は!。
幾つもの淵に期待を裏切られたのだが、岩の陰に深み。
暗いが、わずかながら白い斑紋みたいなのが見える。ポトリと落とし
込む・・・フーーっと浮き上がってきた。


ここは狙いめ
.
そのまま食いついて反転、軽い合わせに重い引き込み。
尺ったかァ、とは一瞬の重い思い過ごし。
23cmほどだが骨太の体格が、大物と勘違いさせる引き味をみせた
のだ。反転して深みを真逆さまに潜り込む、強引に引くと今度は淵を
走り回る。とにかく元気なイワナ君、思い道理のシーンになって言う
こと無し!。

小さな沢だが、いにしえには素晴らしい岩魚が揺らめいていたであろ
うと想像出来る。
しかし2時間程で流れが細くなってしまい、そろそろお終い。


背までの斑文がやけにハッキリ白いのが特徴か

この渓はシーズンに何度も来るべき渓では無い、出来れば一回だ
けで次のシーズンまでのお楽しみと致しましょう。此処をご存知の
方、そういう事で調印お願い致します。*/無駄か

美しい花を見つけた、1.5cmほどの小さい可憐な花ですが何方
か教えておくんなさい。

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