2007 釣り日記 18
7月9日、尺岩魚の渓は霧に


渓流が始まると霧に包まれた
.
先週は行けないままで週末を越えた、それだけなのに、3・4日
延びただけなのに随分とご無沙汰したような気がしてしまう。
だから月曜日にと決心してから、わくわくした週末をウキウキと
過ごすのでした。

更に目的地を6.13の「つ抜け+尺っかみ」の渓と決定す、との
ありがたき公示を頂き、ほんまなのかと興奮のるつぼにはまる
のであった。*/ふ〜ん
果たして今回はどんな岩魚にイワナに遇えるのか、あの素晴ら
しい渓流で遊べると思うと眠れぬままに出陣の時を向かえるの
でありました。


更に霧が立ち込めて

その渓へは7月末か8月の真夏の暑い時期に再訪をとの心づも
りをしていた、その頃がとても良く似合う涼しい高原山岳的渓だ
から。だけんど、前回・前々回と二度にわたる貧果にみまわれて、
予定も心づもりも「エーご破算といたしましてェわ」。*/

まだ明けやらぬ内の出発、明るくなって現地近くなると山には霧
が立ちこめていた。どんよりとした静けさの中を歩き始めたが、こ
の時期なのに肌寒い。
上流へ向かい川に出て流れに足を踏み入れると冷たい、とっても
冷っこくて季節がひと月も逆戻りしてしまったような。
*/どーなんだろ
 

益々霧、キリがない
.
最初のポイントに出たが静まり返っていてイワナが走らない、何時
も瀬尻から何匹かが逃げ去るのだが。淵の中心部にも黒く揺らめ
くものが見えない、ここでたいてい一匹は釣れるのだけれど。

それでもすぐ上の瀬を流すとクンと来た、ギュ−ンとはいかない漢字
が使えない、カタカナも全部は使えないワナ君。とりあえず。

さてこの先から渓流が始まる、しかし霧が峪を覆って沢音だけが響
く寂しい佇まいだ。毛鉤を振るのだが、追うものは無く静かなまま。
.

ボよりはましか
.
変わらず足跡もあるから月曜日となれば、さんざん責められた跡でも
あろうし、水の冷たさで出て来なかったのかも知れない。おそらくはそ
のどちらもだったのかも知れない、真の理由は測りようも無いが。

ならば上流の尺っかみを釣ったあのポイントへ、今回はやらない積も
りだったのに。
たとへ釣れても同じ尺っかみではどうだろう、と思っていたのだが居る
のか居ないのか確かめたくなってしまった。*/わかるよ


また赤いの見ると、パチリ

前回と同じ様に下流の岩影から振りこんで、流れに任せて水面直下
・・・何事も無し。大物は居ないのか出ないのか神のみぞ知る、いや
神さえも知らぬ存ぜぬ。

いつしか霧は霧雨となった、こうなると寂しくって帰りたくなってしまう。
いつの間にか止んだが急ぎ足で現実の世界へと戻るのであっ

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