2007 釣り日記12
5月24日(木)、群馬、鬼×桃太郎に成れたか



群馬県の山奥に鬼がはびこって居ると言う、イワナとブルックトラウ
トとの交雑種が繁殖してしまっていると言う事なのだ。危惧した釣り
師が場所を公開してその駆除を呼びかけている、イワナを愛する者
として放ってはおけない。
モドキと呼ばれ鬼とも称されるが魚自身に罪は無い、しかし消滅さ
せなければその沢からイワナが消滅してしまうかも。偶然だが2週
間前に一泊した温泉に近いのも、何かの縁かも知れない。

 
別の川へ、以外に水量のある急流                   かーいいが健全なワナ君

リリース派の私だが今回は別である、故意に放されたらしいいけ
ない魚を駆除するのである。
*/ちょっと複雑

4時半に出発、大間々から根利経由で沼田へ。
この道が前回の温泉の帰りに、全面舗装になっていた事を何年
かぶりに知ったが薗原ダムが通行禁止で少し遠回り。
釣り券を探して時間を食ってしまったが、なんと塗川への信号点
に有った。鬼退治の桃太郎なら要らないかとも思ったが、付近の
支流や本流も探ってみたいとの意気込みもあったから。
2000はコンビによりも消費税分安い、100円だけど。

8時過ぎに現地に到着、遅かった〜先客ありは紺の軽自動車さ
ん。
 



小型ばかりだが一応斑紋を見てからリリース
.
ならば本流はどうか、大きな川で早い流れでテンカラでは太刀打
ち出来ない桃太郎ならぬ一寸法師。*/チッチャクなっちゃた
やむなしの車移動で別な支流を選択、洗濯なら桃太郎のおばあ
さん。*/ドンブラこっこ

知らない川は下流からが一応のセオリー。
30分くらいしてから一匹目、健全なイワナだがワナサイズ。一定
の川幅で早い流れ、テンカラポイントは絞りにくいがそれでも釣れ
る。6匹をD亀に納めたがその後は身体検査をしてリリースする。

その中に斑紋が目立つのが一匹、型の割りに大きめでいびつな
斑紋である。定かではないが万が一の事もあり確保したのだが、
そうだったとして嬉しいような悲しいような。


これは怪しいのでは、ないのか

12時過ぎに車に戻り、再度荒砥沢へ行ってみると今度は赤い軽
自動車が。
ひょっとすると公開以来、連日の様に桃太郎さんが入っているの
かもと思ってしまう。
時間つぶしに本流上流へ行ってみる、西と東の合流点の橋の上
下には車が4台も。平日なれどまるで銀座の賑わいなり。

少しドライブをして現地に戻ってみる、やっと車が無くなっていた。
しかし「釣り」は無理でしょうね、それでもどんな渓流なのか折角
だから入ってみましょう。
素晴らしい渓である、水は綺麗だし石も白くヌメリも無い、階段状
に落ち込みの連続するイワナの峪である。
テンカラやらずに居られようか、しかし全く反応無し・走り無し。
唯一お魚が見えたのは滑滝状の途中の踊り場に、良いサイズの
綺麗な岩魚らしき。2時間半の釣り登りで・・・それのみ。

 
素晴らしい荒砥沢                           長い滑が断続する

何とかひとつでも結果が欲しい、と探ったが先ほどの沢とは違っ
てまるで無反応。他の人が歩いた後では浮いてこないだろう、覚
悟の上とはいえ空振りばかりで根気が切れてしまった。

少し調べたところ利根川水系の一部では、昔からブルックが生息
していて交雑種も居たらしい。ブルックとカワマスが一緒なのか別
なのか、はっきりしないのではあります。

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