2008年(19回目)7月30日 那珂川水系、前沢意外に。

解禁を喜んだのがついこのあいだ、と思っていたらもう二ヶ月
で禁漁になってまう。まだ行けて無い川が幾つもあるっていう
のに、困ったもんだ。
お気に入リA沢、風に吹かれたへずり沢、先行者に悩まされた
戻り沢、などなど今期は少なからず期待をしていたのだが。未
知の渓流にも惹かれたりで、予定は未定で狂うものともそうか
とも・・・。

同じ栃木を主なフィールドとしている「アブラビレシンドローム
の番さんと第一さん、次は渓泊まりだとか、楽しみですね。
メールとBBSとかでやりとりしている内に何所か、内緒の渓が
バレルか明かすか、*/あかさかサカスかな。


いかにも上流だな
.
二週間ぶりの渓流は大物の実績のある川を選択、今期は今だ
尺を写真に納めていないのだから。ちょうど明るくなって車止め
に到着すると、なんと先行車がおわします。今期初めての先行
者などとは、なんと運が良かったものかと、今更感心したりして
いるばやいかおい。

もちろん何となくではあっても、もしもの事は考えてはいた。
実は前回のD沢の記の中で「行きも帰りも遊びながらだったせ
いもあり、車まで戻るのに12時間も掛かってしまった。」と書い
ている、何故か入渓・退渓に時間が掛かりすぎているのではな
いか、おいお前。。


なんとも透明
.
そうなんです、D沢途中の短い渓で其処にはそぐわない大物に
遭遇していたのだ。上流は直ぐに伏流して水が無くなるが意外
に水量があって、岩魚が居るのは確認済みの前沢。
早朝なのでのぞいてみたらゆらりと、ゆうに尺越えの大物。毛鉤
に反応があったが不自然に動いた為か、すでに人の気配を感じ
ていたのか食い付かなかった。

当然ながらD沢からの引き上げ途中、8時間ほども経過したのだ
からと再挑戦。
しかし・・・出ない、毛鉤交換・・・出ない、大物は用心深い。
と言う事があったのでした、遊びながらってその事なのね。


なんとも清らか

早速移動しましょう前沢へ、同じ那珂川水系だから遠くはない
がそこでも先行されたら、泣いちゃうしかない。
良かったァ他に車は無い、仕度ももどかしくさあ歩くのだ。

歩きながら今期初の尺岩魚の引きの感触を、D亀に納めることを
思い浮かべているおめでたさん。*/そんなに旨く行くもんか
予報では晴れ・時々曇りだが晴れる兆しはない、この時期だから
その方が暑くなくって良いし魚の出も良いのではないだろうか。


お留守番かい

一時間以上歩いて(あいまいだなァ)渓に辿り付く、汗ばんではい
るが流れれるほどでなく風が心地よい。とにかく水が綺麗だから
静かに行動しなければ、先に岩魚を見つけなければ。

このあたり、あの石の下、居た!しかし小さいぞな。
小さくっても岩魚はイワナ、静かに接近毛鉤をポトリ。・・・クン!。
来ました一発、たいした手応えも無く黒いイワナが掛かってきた。

二週間も経っているのだから大物は釣られちゃったんだろう、す
ぐに後釜が入ってる。イワナの好む場所って決まっているようで、
これ実感。
           

漢字で嬉しき黒岩魚
.
しかし釣られたとも限らない、雨も降ったようだから移動したってこ
とも無きにしも。静かにじっくり探してみようではないか、他の岩魚
だってよいのだし。

そっと登ってゆくとここで一番大きいと思われる三角淵、その真中
に黒いのが泳いでる。悠然と右へ左へ。
しかしいかにもポイントだから摺れているのではないか、一振りで
隠れてしまうのではないか。それを覚悟でヒュ−ン、少し外れたが
そのまま流しきった方が良いだろう。
っと黒いのが追って来た、ためらわずカポ。合わせればグングン、
強い引きが手応えがたまらない。


.

野生よさらば
.
久振りに少しだがタモからはみ出てる、珍しくメジャーを出して
27.5cm尾びれも素晴らしい野生の雄黒岩魚。
なんだかしみじみ嬉しかった。

この先は水が無くなって見込み無し、D沢を目指すか又は本流
を登ろうか。歩き出したところが足が痛い、おまけに腰にも疲労
感が重く重なってまるで解禁の頃のような。
二週間のブランクで体が鈍ってしまったようだ。*/オイ老い
しかも雨が降り出していた、これが引き上げのサインに違いな
かろう。


歩きはじめは咲いていたが              釣り場ではまだ蕾だった

明日も釣りの予定でいる、時間は早いがゆっくり戻って次にそ
なえよう。軽いところしか入れそうにないが、何処にしよう。

それはそうとして今夜はWタイトルマッチ、TBSが見える所を探
しましょう。結果は両チャンピオンの勝ち。

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